日本の国内総生産は世界3位であり、中国が世界2位だ。また、韓国は2018年時点で世界10位であったため、日中韓は世界有数の経済力を持つ隣国同士であると言えるだろう。


 中国メディアの百家号はこのほど、日本と中国と韓国という3カ国がもし「1つの国」になったら、「世界の覇者になれるだろうに」と主張する記事を掲載した。

 記事は、現代の日本と韓国は先進国として高い技術力と経済力を持つ国だと強調し、同時に日韓は古代中国から大きな影響を受けた国であるだけに「日中韓には似通った文化や習慣も多い」と指摘する一方、現代の日中韓はいずれも仲違いばかりしているのが現状だと主張した。

 さらに、中韓は主に「歴史や文化の起源」をめぐる対立や議論が矛盾をもたらしているとし、中韓の対立は深刻ではないにしても決して友好的に協力できる雰囲気ではないと主張。また、日本と中国は戦争という歴史問題を抱えており、日本は過去の出来事を謝ろうともしないと主張したほか、日韓は共に米国の同盟国という共通点がありながら対立ばかりしていると主張し、日中韓はどうしても仲良くできないのが現状だと論じた。

 一方で記事は、日中韓がもし手を取り合えれば「経済面でも軍事面でも科学技術力でも、世界の新しい覇者になるのは間違いないからだ」と主張し、GDPの数値を単純に合計しただけでも米国の経済規模に肩を並べることができると指摘。日中韓が手を取り合えれば「まさに怖いもの無し」だと主張し、それだけに日中韓が仲違いばかりしているのはもったいないとの見方を示す一方、現実的に考えれば日中韓では政治体制など根本から異なる点が多いためか、「実際には日本と中国と韓国という3カ国が1つの国になるなど困難極まりない」ことであると主張した。
(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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